

HE染色(ヘマトキシリン・エオジン染色)は、病理の基本染色になります。弊社はGLP試験のHE染色作製を受託していることから、試験関係資料について、10年間保存が原則になります。日頃、試薬を新規に調整する際に、必ず「試し染色(試し染め)」を実施してスライド自体を保存することで、作製後に退色があるかどうかを経時的に調査しています。
HE染色の構成:ヘマトキシリンは市販の試薬を使用、エオジンは、弊社自家調整試薬で染色されていますが、退色変化は作製後約10年~15年までは維持できることが確認できました。作製15年後は、ヘマトキシリンの退色が確かに認められていますが、エオジンに関しては診断可能な色合いを維持できています。また、スライドカバーガラス内に気泡などの混入は一切ありませんでした。
近年、バーチャルスライド機器によるスライドデータの保存が可能になりました。作製後にバーチャル化することで、退色なく半永久的に保存することができるようになりましたが、弊社自家調整のHE染色は、10年~15年程度は問題なく保存できることを改めて確認することができました。
(HE染色スライド画像:2010.12月~2025.12月までのスライドを利用。撮影:Evident社 VS200で撮影)
