

オリンパスホームページより引用
バーチャルスライドとは。。。
病理組織標本スライドを生物顕微鏡で拡大・縮小したりするのと同様、パソコンなどで観察できるように、データ化したものをバーチャルスライド(WSIとも呼ばれる)と言います。採材した組織が少ない場合や、退色が激しいスライド(蛍光染色・脂肪染色など)をバーチャルスライドとして作成することで、永久的に保存できるという利点があります。
これまで病理スライドを持ち込んで、ディスカッション顕微鏡などで共有していましたが、これからは、バーチャルスライドを作成することで、パソコンなどで共有することができます。またプロジェクターやZoom会議など、大人数でのディスカッションも可能です。
弊社は、標本作製専門会社です。作製後にバーチャルスライド化することで、最新・最高の染色態度のデータを半永久的に保存することが可能になりました。
弊社では、オリンパス社のバーチャルスライドを使用し、バーチャルスライド標本を作製しております。また、お好みのアングルで画像を切り貼りすることも可能になり、学会や論文等の画像として有効利用できます。蛍光写真などの暗視野像も作製でき、非常にきれいな蛍光画像を得ることが可能です。
(参考までに、弊社の見解では、オリンパスのバーチャルスライドで作製したHE染色の色合いが、生物顕微鏡レベルと同等と判断して、導入いたしました。)
※オリンパスのビューワーソフト(OlyVIA)は、浜松ホトニクスやアペリオ社(ライカ社)などでのバーチャル化したスライドも見ることができますので、互換性に優れています。

さらに高倍率・高解像度のHEスライドを、パソコンで観察することができます。

バーチャルスライドの特徴として自分の好きな倍率でキャプチャーすることが可能です。

バーチャルスライドサーバーアップ作製料金
弊社では、2020.9月に「バーチャルスライドサーバー」を導入しました。このシステムは、病理スライドをデジタルデータ化した後に、さらにサーバーにアップすることを目的としたシステムです(現在、2台のサーバーで運用しております)。 医・歯・薬学・獣医学部の病理実習、学会でのスライドディスカッションや、ZoomなどのWeb会議でも弊社のサーバーが利用されています。
サーバー利用の良い面としては下記になります。
①バーチャルスライドをサーバーにアップすることで、Windowsだけでなく、MACやスマートフォンでも閲覧可能で
あるため、インターネットの環境があるところであれば、どこでも見ることができる。
②病理実習、学会発表、Zoom会議などで、バーチャルスライドを表示できるため、大切なスライドを持ち運ぶ必要がない。
③「バーチャルスライド作製費用+500円/枚」で、サーバーにアップすることができる
(年会費、月額費用の御請求はありません。保存期間の制限もありません(2022.2月現在)とてもお得です。)。
④病理スライドの保管は、経年劣化による退色などあるが、バーチャルスライド作製することで、大切なデータを、
半永久的に保存することができる。
(近年の災害などに対して、危機管理上、大切なデータをサーバーなどに分散させる考え方が広まっています。)

バーチャルスライドサーバーの利用方法はこちらから。
(バーチャルスライドがどのようなものかをを実際にご確認いただけますので、ぜひアクセスしてみてください!)
※アペリオ社および浜松フォトニクスで作製されたバーチャルスライドもサーバーアップ可能です
※ポータブルHDDやUSBでのデジタルデータでの受領が難しい方は、DVD(9.7GB)やブルーレイディスク(25GB, 50GB, 100GB以上)などでの納品も可能です。
バーチャルスライドデータの原画(生データ)の納品方法に、新たに「Dropbox transfer」を追加しました。これまで、ポータブルHDD(SSD)などに収録し、宅配便でお届けしていましたが、「Dropbox transfer」を利用することで、バーチャル画像を即日納品することが可能になりました。1回の送付で、最大100GBまでのバーチャル画像をお持ちのPCにダウンロードすることが可能です!