国の研究機関や大学・製薬会社等が開発する新薬を分析する基となる病理標本を作製しています。
●HE染色標本作製
●非GLP試験からGLP試験(複数場所試験対応)、癌原性試験まで受託致しております。
●国立研究機関あるいは大学などの研究用切片もスライド1枚から作製致しております。
●脳(頭蓋骨含む脳)・動脈・心臓弁・大腿骨などで位置指定を目的とされている標本作製も受託しています。
●解剖・切り出し・包埋・薄切・染色のどの過程からでも作製可能です。
注:染色からの依頼について、基本的にお断りしております。未染色スライドは、弊社で作製したものではありません。納品後のゴミ・ハガレについてのクレームは御遠慮いただきます様お願い申し上げます(理由:スライドからの受領であるため、それまでの行程を保証できないため)。



病理組織学的検査に用いられる一般染色(パラフィン切片)としてヘマトキシリン・エオジン重染色(HE染色)があります。弊社ではHE染色1枚から受託しております。また脳などの連続切片・亜連続切片(間隔をあけて薄切)も承っております。お気軽にお問い合わせください。
HE染色スライド作製例
●マウス・ラット・モルモット・サル・イヌ・ウマ・ブタなどのほ乳類の全組織。3次元培養皮膚・カエルやムカデな
どの両生類・は虫類。
●うどん、スパゲッティー・お菓子などの食品類。EPMA用スライド・ LMD(レーザーマイクロダイセクション)用標
本作製・スポンジ・不織布・中空糸・マイクロレベルの粒子などの特殊な製品。
●鼻腔標本・脳標本(脳地図作製)・椎間板標本・大腿骨およびfootpad標本・動脈弁・大動脈・胎仔連続切片・切
歯・臼歯標本・爪の標本・iPS細胞関連培養標本・ES細胞関連培養標本・オルガノイド・眼球連続標本・学生用の
教材標本・動物病院生検材料など。
●特殊染色標本作製
Azan染色、PAM染色、PAS染色、TB染色、シリウスレッド染色など多数の特殊染色標本を作製。



●免疫組織化学染色標本作製
市販抗体から開発抗体まで幅広く受託しております(CD4, CD8, IL6など, 酸化ストレスマーカー:8-OHdG, 4HNE, アポトーシス関連:TUNEL, マクロファージ関連抗体:F4/80, CD68など, 開発抗体など)。多数の免疫染色、蛍光重染色を受託しております。蛍光染色後にバーチャルスライド作製することで、蛍光発現の退色を防ぐとともに、半永久的にデータ保存することが可能になりました。



●凍結切片・凍結非脱灰標本作製
脂肪染色(Oil red O, ズダンブラックB)や免疫染色を中心に、パラフィンブロックでは作製不可能な凍結切片の標本作製を受託しております。
また、骨などの凍結非脱灰標本作製も実施しております。
2019年より、クリオスタット2台体制で標本作製を実施しております。



●動物病院病理鑑定
動物病院病理鑑定および検査、病理鑑定書作成。手術材料、生検材料を直接弊社に送っていただければ標本作製および病理鑑定をいたします。また、バーチャルスライド作製しサーバーに保存することで、動物病院の先生が蓄主さんにバーチャル病理像を含めて、診断結果をお伝えできるサービスを実施しております。
(東京大学大学院農学生命科学研究科獣医病理学教室で鑑定。)



●病理組織学的検査(定性・定量検査)
定性検査は定量検査に比べて簡易な病理組織評価で、探索研究段階では初期の検査方法になります。弊社では基本的に依頼される方が参考にされている論文や規定項目に従って定量検査を実施します。簡単に言うと検査項目に従い、「-:発現なし、±:ごく軽度の発現、+:軽度の発現、++:中等度の発現、+++:高度の発現」の5段階に検査担当者が判定し考察します。最近の論文ではレフリーが病理評価および病理写真の追加を指定されるケースが非常に高くなってきていて、Vitroのデータはもちろんのこと、病理分野も論文がアクセプトされるために重要な位置を占めてくる傾向にあります。
◯病理組織学的検査(定性検査)
◯定量検査(面積・長さ・細胞カウントなど)



●バーチャルスライド標本作製(Webサーバー対応)
弊社では、2014.5月よりバーチャルスライド作製の受託を開始致しました(現在3台で稼働中)。これからの病理スライドは、バーチャル化して、PCやスクリーン上でディスカッションする時代に入っていきます。そして、大切な病理スライドを「半永久的に保存する」という考え方が進んでいきます。弊社ではバーチャルスライドをサーバーにアップするサービスを2020.9月より開始いたしました(2022.6月現在、2台のサーバーで、2拠点に配置し運用しています)。
これにより、インターネットにつながるデバイス(iphone, iPad, PCおよびスマホ)をお持ちであれば、どこでも病理画像を閲覧することが可能になりました。医歯薬学・獣医学の病理実習、会社内でのプレゼン、学会会場において、病理画像を出して、ディスカッションすることが可能になりました。



